本日は今年度2回目となる「城までハイキング」開催。
しかも、当館の15周年企画として今年は遠征の年。
稲瀬柏原と金ケ崎町の城内諏訪小路を探訪しました。

柏原館は寛文元年(1661)、仙台藩主伊達家一家の中目長重が江刺郡上門岡村の内、500石高とともに拝領した居館です。立地は盛岡藩との藩境を望み、まさに仙台藩領北辺防衛の館で、内門岡の護番所には中目家から詰役人が駐在して藩境の通交人馬等に関して警戒にあたりました。
館跡が所在した丘陵地は現在、水田地帯となっていますが、中目家が柏原に封じられた際に刈田郡(宮城県)から勧請したとされる白鳥神社や中目家歴代の墓所が現存。当初は9軒の家臣屋敷として設置された家々も存続し、集落を形成しています。
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金ケ崎町城内諏訪小路は伊達家の一族の大町氏が3千石で居館した金ヶ崎要害を中心に構成された城下、武家町です。やはり、ここも仙台藩領の北端部。北上川に面する台地上の立地は自然地形を取り入れた江戸時代の縄張りの様相を彷彿とさせます。
街路に面しては武家住宅の生垣と屋敷林が連なり、近世の趣を残す庭や畑、また、茅葺屋根の住宅も保存されています。こうした自然景観とともに現存する往時の街路構成や住宅は国の伝統的建造物群に選定されており、要害跡および武家町が一体的に保存地区となっています。
この保存地区の探訪は地域ガイドの方々にご案内を頂きました。そして、金ケ崎要害歴史館の展示も解説付きでじっくり見学。
景観や建造物の風情とともに、町に暮らす人々の温かさにも触れた一日となりました。
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江刺地方より「まごころ」をこめて。

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